■ なぜオルゴールを?
小学校の時ですが音楽の先生が授業で「オルゴールを持っている人は学級みんなで聞いてみましょう。」と言われました。当時はまだ日本も貧乏国で家にオルゴール(たとえ18
の小さなオモチャであっても)を持っている豊かな家庭は少なかったようです。クラスで一通り曲名と演奏の披露が終わってから音楽の先生は大型の「曲換え式オルゴール」(当時は
という専門用語が知られていなかったのですね)のすばらしい音をSPレコード(落としたらガチャンと割れるヤツ)だったかラヂヲ放送だったかで聞かせてくれました。
ずっと頭の中でその音を微かに覚えておいたのですが、その約15年後に大阪梅田の阪神百貨店で開催された西洋骨董の展示即売会で
の大きなオルゴールに出会いました。ほら、オルゴールが好きな人にやってくる最初のゾ〜〜ッとした寒気のある出会い、まるで金縛り。その折の私の初任給が24,000円(これでも所属していたゼミナール(=クラス)ではトップクラス)でオルゴールは340万円。そのまた15年後に、まさかウチにオルゴール閣下様がご来臨になるとは! 日本も豊かになったものだとシミジミです。今は時々ボランティアで他人の迷惑も顧みずオルゴールを担いで行ってコンサートとやらをやっております。自宅でもよくオルゴールを聴きにお客様が来られます、延べにして500名以上になりますでしょうか。
■ 「あとりえ・こでまり」について
オルゴールの素敵な音を広めようとして始めた会社です。アーティストが一つずつ制作する「ぬくもり」のあるような作品の配信を狙って「あとりえAtelier」と称しております。「こでまり」は初夏に小さな白い花が群生して咲く(ちょうどオルゴールのたくさんの音のように)花で、我が家の庭に私が生まれてからずっと絶やさず50年以上にわたって楽しませてくれました。
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庭に咲いた「こでまり」です。 小さな白い花が集まった塊が たくさん枝についています。
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それではオルゴールについてのいろいろなお話を楽しんでください。
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