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日々の出来事を徒然なるままに…


  新しいデジカメ
Date: 2018-12-10 (Mon)
2010年4月から愛用してコンパクト・デジカメのキャノン・パワ−ショットA3100が壊れてしまいました。ボディー全体を留めるネジが2本とも緩んで落ちてパカパカ、さすがは中国製。8年前の製品なのでアフターサービスはできないとのこと。時計屋さんが持っている小さなネジ2本で修理できるのに残念なことです。

仕方がないで本日デジカメを購入。深度合成が出来るカメラが欲しかったのですが、2社とも高価。これは接写で手前から奥まで一律にピントの合った写真を撮れるカメラで、フィルムカメラではできないことなんです。手前から奥まで少しずつピントをずらしながら何十枚もの写真を連写で撮り、ソフトウェアで連写した写真の中からピントの合った部分だけを抜き出して、1枚の写真に合成する技術です。4〜5年すれば安価なカメラにも搭載されることでしょう。

最後まで深度合成にこだわったんですが、予算の壁は高かった(ニコンで30万、オリンパスで10万、どちらもレンズ無しのボディー)。結論はソニーのアルファ6000(写真)とズームレンズ2本セット(35ミリ換算で24〜75oと80〜315o)で7万円と、とても安い買い物となりました。後でマクロレンズを買って10年ほど活躍してもらいましょう。

http://kodemari.net/img3/p635


  久しぶりの堀江オルゴール博物館
Date: 2018-12-06 (Thu)
久しぶりに堀江オルゴール博物館を見学しました。今日は団体客の為の日なのですが、そこん所を無理をお願いすると、私達一行を朝一番のツアー(10:30〜)で快く迎えてくださることになりました。受付で尋ねると本日朝一番の団体さんの予約は無くて、私達一行(私と関東のコレクターのたった二人)の貸し切りとなっていました、ラッキー!!

以前は大小さまざまなオルゴール達が目白押しだったのですが、今回は綺麗に整頓されていて車椅子での通過もOKになっていました。でも珍しいオルゴール達が倉庫に入れられてしまったのは若干寂しい。

もう聞かせてもらう機種は決まっていて、写真のニコルフレール工房製のグランフォーマット・オーバーチュア、ロッホマン製ツインディスクなど数台をおしゃべりを交えながら、ゆったりと聞かせてもらいました。前回聴かせてもらって感激したインライン・デュプレックスは不調で演奏出来なかったのは残念。

優れたオルゴールを聴いていると、目の前から煩わしい世界が消えてしまうんですね。

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  スピーカーの修理
Date: 2018-11-16 (Fri)
かなり昔の話ですが1982/7/10(昭和57年)に今使用しているオーディオシステムを阪神百貨店のオーディオファイルで買いそろえました。まだCDが発売される前だったのでパイオニアのLPレコードプレーヤーが主な音楽ソースでした。アンプは当時最新のラックスL-550、スピーカーはイギリスのタンノイ製アーデンMkU(但し見本展示品)を奢りました。後にCDプレーヤーを追加しましたが、これは壊れやすいのか今のは3台目です。

35年以上私達を楽しませてくれたのですが、2年前にスピーカーのサランネットを外してみて仰天! 写真1に見られるようにエッジ部分が剥がれてました。エッジはウレタン製ですが経年劣化が酷くて、触れるとポロポロと剥がれ落ちて行きます。怖くてもう使えず、タンノイの上に載せたボーズ君 + デンオン製サブウーファーをピンチヒッターにしていました。

このほどやっとおみこしが上がって山形県鶴岡市の工房に修理を依頼することになりました。スピーカーユニットを外して、送られてきた専用の通い箱に入れて発送です。左右を別の箱に入れて一つにまとめると、160サイズで20sにもなりました。修理とはいえ高いデスぅ! http://kodemari.net/img3/p633

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  10年越しのオルゴール
Date: 2018-10-27 (Sat)
2008/10/8に三協精機製の72弁シリンダー・オルゴールのムーブメント(機械部分)だけを購入(安かったですね、3万円程!)、2008/11/28のmixi日記#235に仮の台枠に取り付けたという記事を書きました。直ぐに箱を自作する心算だったのですが、何となく着手が億劫で放置。今年の1/25に古くてお洒落な既製の箱を発見。贈り物として鋭意制作を進めてきて、足を2本取り付けたら完成というところまで出来ましたが、話が見送りとなってまたまた放置。

先日1p角の角材を在庫の残材から引っ張り出して切断、底面に接着して5分ほどで完成! 実に竣工まで10年と5分もかかりましたぁ。現行商品で著作権の問題がありますので、音の掲載は遠慮します。

箱は蓋の無い菓子皿(写真1)として完成。ワインレッドの中蓋(菓子皿の底)はベニヤ板にフェルトを貼りつけたものです。フェルトは少し大き目で、簡単には外れないようにタイトフィットになっています。底の丸い穴に鉛筆(下記写真)を押し込むと、中蓋を取り外すことが出来て、チューン・シートとムーブメントを眺めることができます。 http://kodemari.net/img3/p631

なお、写真1の菓子類はトーニョービョー患者で甘党の私にとっては毒性の強いチョコレートですが、ここは撮影用の備品と言うことで。

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  スナッフボックス
Date: 2018-10-21 (Sun)
珍しい文献やオルゴールが大量にオークションにかけられています。調べたところオランダのシリンダー・オルゴールの権威者で大コレクター、2017/12/12に亡くなったルク・ゴールドホーン氏のコレクションでした。

オルゴールが作られ始めた頃に、嗅ぎたばこを入れておく為の小箱に小型シリンダー・オルゴールを組み込んだものが流行りました。写真1は初期のタイプでメーカーはスイスのFs. Nicole et Meylan、ケースは18金製で大きさは8cm x 5p。ムーブメントは42弁で板条の櫛歯を重ねたバリエイ( barillet )と呼ばれるごく初期の様式です。エスティメイトは130万〜260万円と驚くほど高価。 http://kodemari.net/img3/p627

写真2は鼈甲(ベッコウ)で作られたケースに納められたスナッフボックス。セパレート・ティースで3x22=66弁。http://kodemari.net/img3/p628

写真3は湖畔の風景が描かれた木目の綺麗なケースに納められた3x18=54弁のセパレート・ティース。こちらはケースに貴金属を使っていないためか、かなりお手頃。 http://kodemari.net/img3/p629

このほかに贅沢な裁縫箱(Necessairae)、ガラスドーム、ペンダント、ポケットウオッチ、マントル・クロック、シンギングバードボックスなど小型オルゴールの珍品がドッサリ。

  古本
Date: 2018-10-17 (Wed)
またまた物欲にまみれた欲ボケ老人のたわごとですが、オルゴールに関する貴重な書籍のコレクションが大量にオークションに出ていました。

写真1 http://kodemari.net/img3/p624 は単行本が2ロットで合計50冊程度、スタート価格は560ユーロ(73,000円)、エスティメイトは1000〜1600ユーロ(130,000〜210,000円)。写真2 http://kodemari.net/img3/p625 は当時の広告や書類など、スタート価格は80ユーロ(10,000円)、エスティメイトは500〜700ユーロ(65,000〜91,000円)。写真3 http://kodemari.net/img3/p626 はアメリカ(1954〜2017年)とイギリス(1962〜2017年)のオルゴール愛好家団体の機関誌バックナンバー(多分創刊号からの完揃い)、スタート価格は200ユーロ(26,000円)、エスティメイトは1600〜2400ユーロ(208,000〜312,000円)。

このほかにドイツの雑誌とか絵葉書、カタログ、往復文書等、自動演奏楽器に関わる貴重なオリジナル資料が大量に出ています。

写真1についてはほとんどを持っていますし、写真3については半分以上持っているのとDVDやサイトで全てのバックナンバーを閲覧できるので手を出しません。しかし写真2のオリジナル・パンフレット類は欲しいですね。年金生活者にとっては夢のまた夢ですぅ。

これらのコレクションのオーナーは2017年まで存命で、亡くなってから遺族が放出したのでしょう、寂しいことです。

  セパレート・ティースの古いオルゴール
Date: 2018-10-09 (Tue)
古い小型オルゴール(写真1)がオハイオ州チェスターランドで2018/10/29開催予定のオークションに出ています。セパレート・ティース(写真2)と呼ばれていて、櫛歯が1枚の鋼板ではなく、何本か(この例では5本)の短いグループに分かれて(セパレート)います。これは製造に失敗したときに大きな損失を被るのを避けるためと言われてきました。しかしたくさんのネジで留める方が、リスクと比べてもコストが多くかかってしまうのではないかと思います。

とにかくセパレート・ティースは貴重な古いオルゴールの代名詞、今回のは挑戦してみようかと思います。ケースの寸法は幅8.8p、奥行5p、厚さ2.5pで名刺程の大きさ、ケースの材質はガタパーチャ(ゴムの樹由来の天然樹脂を加工したもの)かブリキ(tin)でしょうか。蓋にはフランスの港湾風景(写真3)が描かれています。5弁14組の68弁で曲目は舞曲、ワルツとギャロップで2曲入り。

エスティメイトは250〜450ドル(≒28,000〜50,000円)+バイヤーズ・プレミアム20%と格安。ここの専門は家具、軍事、書籍、絵画で出品点数は785点、オルゴールは2点だけ。価格は格安、でもニューヨーク辺りの専門店が高値で攫って行きそうです。

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  自鳴琴の記事 クェンデ
Date: 2018-10-05 (Fri)
自鳴琴66号

2018/10/1の話ですが、MBSI日本支部の機関誌「自鳴琴」第66号(写真)を公約通り発行できました! いつも足を引っ張る私の翻訳記事が思いのほか早く上がっていたためです。

今号の翻訳記事はイギリスのオルゴール愛好家団体AMBCの機関誌2017年冬号と2018年春号に掲載されたクェンデというスイスのオルゴール工房に関する記事の翻訳です。

クェンデ工房はスイスの山里サン・クロワ村にたくさん在った家族経営の小さな工房でした。一族の家系は親と子が同じ名前であるとか、奥さんの姓を名乗るとか、ややこしい習慣が残っていて解明が大変だったようです。僅か数人の零細企業では社史を執筆して残せるような人材は居ないのに、よくまあ歴史を調べたものだと感心しきり。教会の洗礼簿や過去帳、特許の申請記録、村の商工会の記録、工房同志の取引記録等を丹念につなぎ合わせたクロスワードパズルの様な作業だったことでしょう。

クェンデの最初の頃は立派なオルゴールを作っていましたが、1900年代に入ると需要の減退と競争の激化に伴い、玩具クラスの小型オルゴールの生産の主力を移しました。1922年に競争に敗れたクェンデはリュージュ社に吸収合併されてしまいましたが、クェンデが作っていた回転式菓子皿は今でもリュージュ社によって製造が続いています。

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  イギリスからの書籍
Date: 2018-10-04 (Thu)
昨日の夕方、注文していた本が2冊イギリスから届きました。こういう本は宣伝範囲が狭いので、イギリスの機関誌に載った広告を頼りに直接著者からネット経由で買いました。

一つはディスク・オルゴールに関する本の追加記事で、本編に間に合わなかった珍しい写真、製造番号の記録、メーカー毎の型番リスト等が掲載されています。文章がほとんどないのが残念。しかしリッド・ピクチュア(オルゴールの蓋の裏側に貼られている紙)のサンプルがとてもたくさん(100点以上)掲載されていて楽しめました。安価な小型ディスク・オルゴールは、たくさん売れてほしいというメーカー側の願いを込めて、美しい景色や女性をテーマにした柔らかな色彩が特徴のリトグラフ印刷でした。

もう一つは以前に出版されていたオルガネット(小型自動リードオルガン)の本の追加記事です。どうも私はオルガン系の楽器には詳しくないもので、クラブの機関誌「自鳴琴」に無難な書評を書いておしまい! 本編の本は小型で横長(写真3)の形をしていましたが、追加記事の本は大きな縦長のA4判で、並べるととても違和感デス。

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  オルゴールの修繕
Date: 2018-08-30 (Thu)
家内の知り合いの方からオルゴールの修理依頼がありました。その方が卒業した大学の100周年記念として1989年(30年前)に作られたものです。オルゴールの機械部分(ムーブメント)は18弁クラスと思っていたのですが、豪華版の23弁(価格は5倍以上)が使われていました。

送られてきたオルゴールをチェックすると、ゼンマイが巻き上げられない。ゼンマイの巻き戻りを防ぐために、真鍮の薄板にプレスをしたラチェットが使われています。どうも薄板のラチェット部品が折れてしまったようで、交換しなければなりませんが手に入るかなぁ。シリンダーの端に在るプラスチック部品が経年変化で割れて外れてしまいました。シリンダーにエポキシ接着剤を流し込んで旋盤で所定の形に仕上げると高くつくなぁ! それとも新しいオルゴールを買ってきて、シリンダーと櫛歯だけを活かして共食い修理をするかな?

メーカーに問い合わせたところ、グッドニュース! この「み翼のかげ」という曲はは既製品として供給されているそうです。さっそく注文、お盆休みの後で到着。ムーブメントの交換は所要時間5分。簡単な修理でとても喜んでもらえました。

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  クェンデというオルゴール・メーカー
Date: 2018-08-25 (Sat)
スイスの山の中で1810年頃にサミュエル・クェンデ(Cuendet)が時計とシリンダー・オルゴールの生産を始めました。当初は手のひらに載るほどの小さなスナッフボックスを作っていましたが、後に2本のシリンダーが同時に回るパラレル・デュプレックス・サブライム・ハーモニーの様な素晴らしいオルゴールも生産しました。

イギリスに在るオルゴールの愛好家団体AMBCの機関誌”Mechanical Music World"の最近号にクェンデ一族の活動に関する記事が掲載されていて、私は我がMBSI日本支部の機関誌「自鳴琴」66号に掲載すべく翻訳作業を続けています。原記事には写真がたくさん掲載されていません。特に代表作となるべき大型のシリンダー・オルゴールが1枚しか無いのはとても残念です。

クェンデ社は1992年にリュージュ社(現在スイスで最も盛業中のオルゴール・メーカー)に吸収合併されました。晩年のクェンデ社は玩具とかお土産ものに使われている小型(18弁クラス)の雑貨品に分類されるオルゴールを多量に作っていました。現在でもリュージュ社のカタログには、クェンデ社で作られていたオルゴール付きのコルク栓とか、お菓子を載せる回転式の皿等が掲載されています。

リュージュ社に合併される前に作られたオルゴール付きの回転式菓子皿を阪急デパートの催事「素晴らしき時代マーケット」のトシ・アンティークスのブースで偶然発見! 出品されていたトシ・アンティークスの方の御好意で自鳴琴にこの写真を掲載できることとなりました。掲載誌を送りますということで喜んでくださいました。

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  内村鑑三全集
Date: 2018-08-18 (Sat)
エライ物を貰っちゃいましたよ! 近所に住んでいた敬虔な高齢のクリスチャンの方が亡くなって、未亡人の方が家内を通して遺品である内村鑑三全集(添付写真)を私に贈ってくれました。岩波書店が1983年頃に刊行、全40巻で約23,000ページ、発行当時(第1巻は1981/1/23発刊)の価格では全部で20万円弱!

写真1は書庫に運び込んだ状態、もう書棚が無いのでとりあえず床へ直置き。第1巻の260ページで1行目は「余輩常に思へらく宗教事業は人類の職業中最も卑賤にして最も高尚なるものなりと、」・・・・・うーーん、これって明治の文語体?! 難しい漢語が続々、でもルビ(振り仮名)が振られていいるのは助かります。彼の最終学歴はマサチューセッツ州アマーストのアマースト大学です。全集の書簡や論文のかなりの部分は古い文体の英語で書かれています。今頃出版しても読む人なんて居るのかな?

 彼はバイブルの翻訳者、魚類学者、社会主義批判、再臨運動、無教会主義と色々な顔を持っていました。彼は毀誉褒貶のあるキリスト教の思想家ですが、40年前に浮かんだ好奇心に従い、「死ぬまで勉強」をモットーに全巻読破にチャレンジします。ボロボロのグラシン紙のカバーが40巻の内5巻だけに残っていました、彼は40巻の内5巻だけを読み残してあちらの世界へ旅立ったのでしょう。。

でも黒い虫(紙魚シミ)が付いてきた! 明日にはバルサンでも焚いて燻蒸しなくちゃ。

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  インパレータ
Date: 2018-07-13 (Fri)
また気になるアンティーク・オルゴールがアメリカのフロリダ州で7/25開催予定のオークションに出ていました。インパレータと言う珍しいブランドのアップライト型(縦型)21インチのディスク・オルゴールで、1900年頃にドイツのリヒター社(F. A. Richter & Co.,)が作ったものです。この個体はスイスで10年ほど前にリストア作業を受けて綺麗に整備されています。スタート価格は6,000ドル(≒670,000円)、落札予想価格(エスティメイト)は$9,000〜$14,000(1,000,000円〜1,500,000円程)、バイヤーズ・プレミアムは23%です。リストア済みなので修理費は不要、ディスクは10枚付属ですが、リカットディスクの種類がとても少ないのが残念、オリジナル・ディスクの入手も希望は持てません。

15年以上前に、或るコレクターのお宅でベル付きの21インチを聞いたことが有ります。それはそれは軽やかな低音が豊かに響く素晴らしいオルゴールで、リカットディスクが手に入りにくいという大きなハンディキャップを持っていますが、本当に欲しいと思いました。残念ながら録音では魅力の源である爽やかな低音はほとんど再現されていません。

http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/JIC004-19.mp3 南国の薔薇(ベル付きの例)です。

年金生活者である私には到底買えません。ケースの凝ったデザインは不細工と評価しているのは負け惜しみです。

http://kodemari.net/img3/p617


  自鳴琴65号
Date: 2018-07-07 (Sat)
機関誌第65号が先ほど届きました、これから封筒に入れて発送の準備です。

今回の私の記事はイギリスの愛好家が作ったMDIデータ(パソコンで音楽を演奏する為のデータ様式)で直接演奏できるオルガニートの駆動部分の製作記事を翻訳したものです。写真(5/31の日記参照)のオルガニートは開発者である三協精機(現在は日本電産傘下)のライセンスを取得せずに中国で無断コピーされた「なんちゃってオルガニート30」を流用したもので、直ぐにギアが壊れるそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=EuggcDJOED8

MIDIデータをマイクロコンピューターに取り込み、サーボモーター(写真)でプッシュロッドを押してスター・ホイールを1/4回転させて音を出します。彼はソレノイド(電磁石)ではなくてサーボモーターを使いました。マイクロコンピューターからサーボモーターへ10/1000秒のパルスを送りこむと90度だけ軸が回転するというような動作をします。MIDI信号をマイクロコンピューターでパルスに変換するプログラムは、彼がC言語で開発しました。

これで孔開け作業や取扱いが厄介で嵩張り寿命のある紙のカードから解放されます。原文は17ページですが、ソフトウエア用語とかマイクロコンピューター用語とかの解説を脚注で追加したら34ページにもなってしまいました。慣れないエレクトロニクス用語に振り回された翻訳でした。

http://kodemari.net/img3/p616


  原因不明の復旧
Date: 2018-06-28 (Thu)
このmixi日記をご覧の皆様

6/12の日記に書いたのですが、私のサイトや日記などで音楽を聴いていただく部分のすべてが動かなくなりました。クリックするとエラーメッセージが表示されて、キャンセルしか選択肢は有りません。しかし時たま成功する場合も有ります。

またまた突然のことなんですが、原因も良くわからないのですが、突然復旧しますた!?!。下記をクリックすると演奏が始まります。

http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/ser08010f.mp3

私のホームページ制作を支援してくれたソフトハウスの説明によると、マイクロソフト社がウインドウズ・メディアプレーヤーか、インターネット・エクスプローラーのバージョンアップをやったのが原因と思います。以前にそのソフトハウスも同じような要因により原因不明のバグが突然発生して困ったそうです。

今までストリーミングで問題なく動いていたのを、無断で突然変更してユーザーを困らせるのは、大変不愉快なポリシーですと書きましたが、誰かがM/Sに苦情を申し立ててくれたんでしょう。何の予告もなくバグフィックスとはM/Sらしいですね。

  フランチシェック・ルゼビチェック工房のオルゴール
Date: 2018-06-26 (Tue)
6/9の日記で話題となったオルゴールですが、昼食直前に良い状態で無事届きました。

私は最低のスタート価格でビッドしましたが、私の参加申請の手続きにミスが有ったようで私の入札は蹴られてしまい、結局不落札でロットパス。でも時間内に有効な金額で応札した証拠としてスクリーンショットを撮影し、これを活用して非常に紳士的にゴネて見ました。結果成功! まあ、向こうも売れた方がいいので話に乗ってくれたのでしょう。

櫛歯の刻印によるとオーストリア・ハンガリー帝国チェコの首都プラハに在ったフランチシェック・ルゼビチェック工房で1860年頃に作られたものです。櫛歯は93本、うち1本は折れています。
ゼンマイの巻上げキーが失われていて、試奏するにはプライヤーで巻上げ軸を掴んで巻き上げねばなりません。シリンダー長は136o、多分4曲入り(充分試奏してないので)ですがチェンジのみで、リピートを選ぶことはできません。箱のサイズは幅231o、奥行128o、高さ90o、重さ2.1kgとかなり小型でリュージュ72弁より一回り大きいだけ(http://kodemari.net/img3/p615)。。試奏した結果・・・酷いダンパーノイズ、これは修理に出さねばなりません。

このオルゴールの演奏をスタートさせるのはボタンやレバーでは無くて、底から出ている紐(スタート紐?)を引っ張れば演奏が始まります。

ケースはかなり傷んでいます。ケース内側四隅の三角形の補強が失われていて、木製の内張りが付けられています。蓋はどうもリビュルトらしく、ケース下半分とは木材の厚さが全く異なっています。残念ながらチューンシートは本来の蓋と共に失われています。

http://kodemari.net/img3/p613


  私の日記やサイトでの音楽について
Date: 2018-06-12 (Tue)
このmixi日記をご覧の皆様

突然のことなんですが、数日前から私の音楽を聴いていただく部分のすべてが動かなくなりました。クリックするとエラーメッセージが表示されて、キャンセルしか選択肢は有りません。しかし時たま成功する場合も有ります。

http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/r1510015f.m3u

写真はこのホームページ゙からのアクセス失敗の画面です。私のホームページ制作を支援してくれたソフトハウスの説明によると、マイクロソフト社がウインドウズ・メディアプレーヤーか、インターネット・エクスプローラーのバージョンアップをやったのが原因と思います。以前にそのソフトハウスも同じような要因により原因不明のバグが突然発生して困ったそうです。

今までストリーミングで問題なく動いていたのを、無断で突然変更してユーザーを困らせるのは、大変不愉快なポリシーです。

対策を検討中ですが、今しばらくお待ちください。

坂内 定比古 拝

http://kodemari.net/img3/p612


  ウインナ・スタイルのオルゴール
Date: 2018-06-09 (Sat)
オーストリア・ハンガリー帝国のウイーンやプラハにおいてウインナ・スタイル( Viennese style )と呼ばれていた小型オルゴールが、100年以上にわたって当初の設計のままでずっと製造され続けていました。そのなかでも代表的なフランチシェック・ルツェビチェック(Frantisek Rzebitschek)の製品がアメリカのテキサス州ダラスの街でオークションにかけられていました。ケースのサイズは9x23x13p、櫛歯は94本ですが1本折れている。櫛歯先端のチップは健全かどうか写真では判定できません。チューン・シートは失われています、製造番号は61026、ガムナンバーは3354.。エスティメイトは$400〜1,000,000(アホか?)。これは何かの間違いでしょう。今朝4時ごろにネット経由でちょっかいを出しました。

ゼンマイが高音側(左側)、紐でを引くと演奏スタート、100ノート以下の小型、単純なガバナーベーンとウインナ・スタイルの典型でしょう。

どうも今回のオークション(300点程の内オルゴールはこの1点だけ)では、このオルゴールは不人気のようで誰もビッドをいれていません。私は最低のスタート価格でビッドしましたが、私の参加申請の手続きにミスが有ったようで私の入札は蹴られてしまい、結局不落札でロットパスとなりました。でも決められた時間内に有効な金額で応札した証拠としてスクリーンショットを撮影しておいたので、これを活用して紳士的にゴネてみようかと思いメールを出しました。後は後日報告デス。

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  オルガニートのMIDI化
Date: 2018-05-31 (Thu)
オルガニートをペーパーロールを介さずに、MIDIファイルで直接演奏するシステムがイギリスの方により開発されました。写真はレポートの表紙です。実際に動作しているところは動画「 http://youtu.be/EuggcDJOED8 」でご覧下さい。今回開発者からの翻訳許可をフォーラムを通していただきました。原著者は MITXELA.COM を「ミットゼラ・ドット・コム」と発音するように求めています。

どうも開発者はパソコン、マイコン、プログラム等にはとても詳しいのですが、音楽絡みの編曲や楽典には少し弱いのではないかと感じました。したがって音域とか移調とかについての説明はわかりやすいものではありません。また技術的なことは彼にとっては当然のこととして説明が簡単過ぎてわかりにくいものが有ります。つまり易しい文章ですが達意の翻訳は極めて困難で、イギリスへたくさん問合せをしなければなりません。また日本側では技術関係と音楽関係の専門家の助言を参考にしながら作業を進めます。オルゴールの愛好家団体MBSI日本支部の機関誌「自鳴琴」には記事として掲載予定、オルガニート愛好会にはpdfファイルで配布する予定です。

今回はオルガニート30を使っていますが、改良版としてもっと櫛歯が多い機種、櫛歯を2〜3組持っていて必要に応じて切り替えられる機種、全自動演奏、ベルやオルガン付き、機械としての信頼性向上等の課題が残っています。どなたかがこれを実際に作って、改良版に発展させてほしいという期待を以って翻訳を進めていきます。

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  オルガンの演奏会
Date: 2018-05-24 (Thu)
今日は母校の関西学院大学(今アメフトで話題沸騰中)の中央講堂で開催されたオルガンの演奏会を家内と一緒に聴いてきました。

中央講堂に設置されているオルガン(写真)はオーストリアのリーガー社製で鍵番はマニュアル2段とペダル、30ストップで2122本のパイプを擁する中型の楽器です。でもね〜、ケースのデザインがぁ〜〜。写真のように講堂を暗くして青色のスポットを当てるという演出ですが、思うにこれは邪道。構内に在るランバス・チャペルにはオーバーリンガー社製の中型オルガンが設置されていますが、ケースのデザインはこちらの方が常識的で遥かにましと思うのは70歳の爺の偏見でしょうか?

演奏は写真で見られるようにご夫婦による大変珍しいオルガンの連弾、手が4本、足も4本でとても賑やか。演奏されたのはリストのハンガリー狂詩曲とデュカスの魔法使いの弟子で、どちらも旦那様の編曲。ハンガリー狂詩曲は良く聴く曲なので親しめたのですが、デュカスの作品は何となく現代音楽の様な不協和音の多い響きで馴染めませんでした。

帰路は・・・もちろん正門前のショコラティエ「デリスモア」の前に在るベンチで、ホワイトチョコのソフトクリームを半分ずつなめて帰宅しました。

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  またまたオークション敗退
Date: 2018-05-12 (Sat)
ずっと前から狙っていたレジーナ社製27インチのフォールディングトップ型ディスク・オルゴール6形が昨日の深夜にアメリカのノースカロライナ州(東海岸でニューヨークとフロリダの間)のアシュビルで開催されたブランク・オークションズ社(航空写真)のオークションに出ていました。この機種に関しては今年の2/15#1188、3/15#1191と4/28の#1202で取り上げています。

レジーナ社で作られたディスク・オルゴールで最大のディスクは直径27インチ(≒68.4p)のものです。レジーナ社を代表する機種ですが、最初に作られたのはディスクを1枚だけ乗せて演奏(シングル・プレイ)する縦型オルゴール。次いでディスクの交換を自動的にできる重くて高価なオートマチック・ディスクチェンジャーが開発されました。フォールディングトップ型は27インチの素晴らしい演奏を家庭でコンパクトに楽しめるように開発されましたが、生産量は多くないとされていました。しかし、このオークションサイトで27インチのレジーナ社製では最も多く出品されているのが不思議です。それに反して最も多く作られたシングル・プレイの縦型はほとんど見かけません。

4/28#1202の日記に書いたように、この為の予算が家内の口に流れ込んでしまい苦戦です。オークションは前日の23時頃に始まり、このオルゴールが登場したのは今朝の02:09でした。待ち構えていた私は予算の上限まで自動競り上げシステムをセットして臨みましたが、予算の上限に到達したときに他の人が100ドル高い価格で落札・・・午前02:10にハンマーが撃たれ負けが確定しましたぁ。

私に落札成功を願って念力とオーラを送ってくださった皆様、ミカド大公、ポリフォン公、バッセ卿に深くお礼を申し上げます。次回に望みをつなぎましょう。

http://kodemari.net/img3/p608


  オークション敗退
Date: 2018-05-06 (Sun)
私は今朝早く(午前2時ごろ)にオルゴールのオークションに参加し、またまた負けましたぁ。オークションはアメリカのペンシルバニア州(ニューヨークの南)に在るマッキーズロックスというやや寂れた町のオークションハウスDargate Auction Houseで開催されました。多分大型家具等を取り扱うために天井の高い古い教会の建物を流用したのでしょう。

今回のオークションは普通のアメリカ人家庭に在った中古の家財道具を全て換金処分したような感じ。中古のアクセサリー、食器、家具、置物、時計、玩具、古写真、絵葉書、花瓶などが1000点ほどで、がらくた市に近い。

狙っていたオルゴールは「MF」と製造番号の刻印が残されているところから、メルモード・フレール社1840年頃の製品で36弁の小型シリンダー・オルゴール。同社はスイスの山里サンクロワ村で操業していた大手のシリンダー・オルゴールメーカーでした。ケースにはかわいい幼児の絵が貼られているので幼児向けの玩具として作られたもの(写真)です。同社は玩具やお土産用の小さな安物を大量に生産していましたが、1890年頃から富裕層向けの豪華で大きなオルゴールの生産に転換していました。

スタート価格がたったの5ドル≒550円だったのでとりあえず参加。エスティメイト(落札予想価格は20〜200ドル≒2,200〜22,000円)でバイヤーズ・プレミアム(手数料)は落札価格の25%。落札したい私は70ドルまで自動で5ドル刻みで競り上げという設定にしました。ところが思いもかけない速度で価格が競り上がり、結局110ドル≒12,000円で他人が落札、私の負けです。この価格で輸入すると航空運賃、保険料、輸入時消費税等で3万円程度になります。純粋に楽器として見ると、新品の36弁オルゴールと比較してこの値段はちと高い・・・・は負け惜しみでしたぁ。次のオークションは2018/5/11、モノはレジーナ社製27インチのフォールディングトップのディスク・オルゴールです、ご支援の念力を送ってください!

http://kodemari.net/img3/p607


  ヤフオクで中古CD
Date: 2018-05-02 (Wed)
ヤフーオークションでまだ発見はあり得るのかとCD欄を眺めていたのですが、2枚発見! 1枚は伊豆ガラスと工芸美術館から発売されているオルゴールのCD( http://kodemari.net/img3/p605 )です。サイトの情報によるとこの美術館は平成30年5月13日(日)を以って閉館することとなったようです。いや〜〜入手できてラッキー!

18曲入りで収録されているのはシンフォニオン、カリオペ、レジーナの標準的なものと、メテーァ(H. Metert)のシリンダー・オルゴールです。ブックレットにはメテルトと表記されていますが、フランス語なのでメテーァの方が近いと思います。

もう1枚は民音(創価学会系の音楽愛好家団体と聞きました)創立30周年記念として、平成5年10月に関係者に無償(価格の表記無し)で配られたものと思われます。演奏はレジーナ社製27インチ・オートマチック・ディスクチェンジの標準型で、収録されているのは有名な曲が僅かに4曲だけ。このCDは既に持っていたのですが、2018/3/17の日記1190号のコメントでひょもひゃんさんが指摘されたように8ページの簡単なブックレットが付属していました。ありがたい情報に感謝です。このCDは中身が見えない濃い青色のケース( http://kodemari.net/img3/p598 )に入っています。写真( http://kodemari.net/img3/p606 )は今回CDに付属してきたブックレットの表紙です。

私はコレクションに入ったオルゴールのCDについては劣化対策として、すべてをリッピングしてパソコンに保存しています。CD233枚分5,594曲で102ギガバイトになりました。

  ボワセレステ
Date: 2018-04-29 (Sun)
ボワセレステ(天使の歌声)と呼ばれているオルガン付きのオルゴールがオークションに出ていました。ボワセレステに関しては2018/3/26の日記1192をご覧ください。下記はオルガン・セクションが16音の例です。今回のオルゴールは42音のオルガン・セクションを持っているので、もっと複雑な編曲になっていると思います。
            http://www.youtube.com/watch?v=yt_Xrj0DWNc

今回は珍しくインターチェンジアブル(シリンダー交換型)でサイズはオルゴール部分が41cmX109cmX56cm、専用の机部分が112cmX122cmX71cm、シリンダーの長さは16インチ≒40pもあり、かなりでかいものです。オルガン・セクションは42音もあり充分な風を送り込むために大きな鞴(フイゴ)が必要なので、強力なスプリング・モーターが2組も組込まれています。シリンダーは全部で4本付属。完全に修復が行われているので、鞴破損(古くなると革に切れ目が入り風を送れなくなる)の心配は無用だそうです。

スタート価格は12,000ドル+バイヤーズプレミアム23%で合計14,760ドル≒160万円程度。エスティメイト(落札予想価格)は超強気の18,000〜25,000ドル! この価格だと中国やアラビヤの音楽が入っていてガッカリということはなさそうです。

でも高い! 結局誰も入札せずでロット・パス(2018/4/28)と言うことになりました。今年中にもう少し安くして再度オークションに登場すると思います。

http://kodemari.net/img3/p604


  レジーナ社製フォールディングトップ
Date: 2018-04-28 (Sat)
ずっと前から狙っていたレジーナ社製27インチのフォールディングトップ型ディスク・オルゴール6形が、今度は2台もオークションに出ていました。

写真1( http://kodemari.net/img3/p601 )の1台はアメリカのノースカロライナ州(東海岸でニューヨークとフロリダの間)のアシュビルで2018/5/11に開催されるオークションに出品されるものです。製造番号は21113で1897年製、古いディスクが7枚付属。スタートはUS$1,000、エスティメイト(落札予想価格)はUS$2,000〜3,000でそのほかにバイヤーズプレミアム(手数料)28%を加算しなければなりません。落札した場合、輸出梱包料、航空運賃、保険料、輸入時消費税、通関手数料、点検とグリス交換、全塗装(写真で見られるようにかなり傷んでいる)、調律作業工賃がかかります。1ダース程のリカットディスク(@30,000 X 12=360,000円)が欲しくなることでしょう。演奏の調子は不明ですが、ムーブメントは標準的なものなので修理が必要になっても簡単でしょう。

http://kodemari.net/img3/p603 )もう一つの無傷のオルゴールは日本のヤフーオークションに出ているもので、締切は4/28(実に本日!)の19:37。製造番号は32985で1899年製、古いディスクが10枚付属。出品者は知人かな?? こちらは締切間際の30秒ほどになると入札が殺到して価格が急騰するのがいつものパターンです。最低落札価格が設定されていますが、その金額は非公開。こちらはどこかのアンティーク・ディーラーが入念に修理依頼したものらしく点検の必要はなし、現在は快調に演奏できているそうです。こちらは引き取りに行ける距離なので、オルゴール以外にはリカットディスクの追加購入(@30,000 X 12=360,000円)ぐらいしか費用は発生しません。

う〜〜ん、 To buy or not to buy, that is the question!。オルガン付きシリンダー・オルゴールを買おうと画策していた時の資金は家内の口の中に消えて行きました(2018/3/26の日記1192参照)。ホント迷います。

http://kodemari.net/img3/p602


  天使の歌声
Date: 2018-03-26 (Mon)
また気になるオルゴールがオークションに出てました。今度はボワ・セレステ(Voix Celestesフランス語で天使の歌声でしょうか)と呼ばれる型式です。櫛歯の他に小型のリード・オルガンというべきなんでしょうか、ハーモニカの様な楽器がオルゴールに組み込まれています。下記はとても素晴らしい音質のボワ・セレステの例です。音源の正体が不明なので数日中に削除します。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/BS-022.m3u

初期型のボワ・セレステはオルガン・セクションが櫛歯の左端に設けられており、オルガンの役目は櫛歯の演奏を補強する伴奏でした。ブレモン工房の作品。
http://www.youtube.com/watch?v=E9tyaye9WU4

後期型のボワ・セレステはオルガン・セクションが櫛歯の中央(写真2 今回の例)に設けられており、オルガンの役目は主たるメロディーの演奏で、櫛歯はそれを補強する伴奏でした。これも同じブレモン工房の作品。
http://www.youtube.com/watch?v=J5u8ALSt14k

かなり珍しい例ですが、オルガン・セクションが大きくなって櫛歯を追い出してしまったフルオルガン・ボックスと呼ばれる例が残されています。日本にも招来されており、堀江オルゴール博物館と京都嵐山オルゴール博物館で実機を聴いたことが有ります。下記はその中でも珍しいインターチェンジアブルのフルオルガン・ボックスです。
http://www.youtube.com/watch?v=L7sAAeIwhng

今回はスタートがUS$400、エスティメイトがUS$800〜1200で手数料は28%です。ケースのサイズは幅61p、高さ32p、奥行31p、ボワセレステの特徴でケースの背がとても高くなっています。

今年の1月に少し小さいボワ・セレステがオークションに出ていましたが、US$850で落札されています。しかしボワセレステ特有の問題として、ほとんどの場合鞴(フイゴ)の折り目が切れており、充分な風をオルガン・セクションに送りこむためには、皮の鞴を貼り替えねばなりません(イラスト3)。欲しいのだけど、輸入後のたたりが怖い!

後日譚
To buy or not to buy, that is the question!! そこに家内が登場、「歯の治療に20万円もかかるのぉ。」 私の憧れのボワセレステは家内の口の中に消えましたぁ。

http://kodemari.net/img3/p600


  20インチのフォールディングトップ
Date: 2018-03-15 (Thu)
数日前のことですが、またまた負け戦の話です。私が前々から狙っているレジーナ社製フォールディングトップ型オルゴールですが、大きな27インチと一回り小型の20インチ3/4の2種類が作られていました。27インチ(6型と7型)と比べて、20インチ(26型と27型)の生産量は1/10程度で珍しいものです。オルゴール愛好家の間で音楽としての評価は、驚いたことに小型の方が大型の27インチよりも高いのです。今回はこの珍しい20インチの26型がオークションに出ていました。元はMBSIの役員も務めた方のコレクションの一部のようです。

製造番号は31522で1899年製、130弁、サイズは74cm x 52p x 29cm、直径20インチ3/4(52.7p)の錆びた5000シリーズ・ディスクが26枚付属、櫛歯は健全だが錆が酷い、ムーブメントは可動。写真で見られるように傾いているのは足が片方失われているため。ケースのモールディングが一部紛失。

スタートは1,000US$、結局1,900US$で落札、バイヤーズ・プレミアムは23%でUS$437。航空運賃が10万円程度、輸入時消費税8%、錆びた櫛歯の研磨と調律、グリス交換、足とモールディング新作、傷だらけのケース再塗装と修繕、ムーブメントの点検注油などで手許に届くまでに70万円程度になってしまいます。ディスクも新しいリカット盤が1ダース(36万円程度)ほど欲しくなります。やっぱり年金暮らしの私には見送りデス。

http://kodemari.net/img3/p599


  オークションで入手したCD
Date: 2018-03-07 (Wed)
私はアンティーク・オルゴールに関する資料を積極的に蒐集(CDコレクションは200枚以上)しています。オルゴール博物館のサイトや雑誌の広告等を注意深く見ているのですが、どうしても漏れは出てきます。

ヤフオクをボーっと眺めていると、見慣れない(多分コレクションに無い)ジャケットのCDが2点見つかりました。Upした方はオルゴールについて詳しくない方で、そのCDの発売元なんかはよくわかっていないようでした。さっそく入札、ライバル不在で直ちに落札成功。先週どちらのCDも無事に届きました。

1枚( http://kodemari.net/img3/p596 )は民音音楽資料館で制作されたものでした。民音では変わったCD( http://kodemari.net/img3/p598 )も発行していました。普通の12pのCD(74分収容可能)ですが収録は4曲10分弱だけ、濃い紺色で不透明のスタンダードケース(民音創立30周年記念と印刷)に収められており、ブックレットも曲目リストも無し。

もう1枚( http://kodemari.net/img3/p597 )は竹久夢二伊香保記念館で発売されていたものです。どのCDも収録されているオルゴールは当時ベストセラーとして数多く売られていた標準的な型、そして選曲は今でもポピュラーなオペラの一部等でした。

  フォールディングトップ型オルゴール
Date: 2018-02-15 (Thu)
40年近く欲しくて探しているレジーナ社製27インチのフォールディングトップ型ディスク・オルゴールがオークションに出ていました。レジーナ社ではこのタイプのディスク直径が20インチと27インチの2種類を製造していました。20インチタイプは生産量が27インチタイプの1/10ぐらいで珍しいものですが、どうも音楽的にはこちらの方が好ましいという意見の方がおられました。

今までにこのオークション・サイトで14台のフォールディングトップ型を眺めてきました。その内20インチ型は2台、空箱だけで機械無しが1台、かなり錆びているのが1台、ディスクを入れる台(ビン)はとても珍しいものですが、1/3以上に付属していました。

最安値は2.000ニュージーランドドル(≒166,000円)、普通は6,000〜8000USドルぐらいでしょうか。今回は4,000USドルで落札、これに航空運賃(ビン付きで容積がとても大きい)、バイヤーズ・プレミアム25%、輸入時消費税、点検と注油をプラスすると100万円を超えると思います。年金で暮らしている私にはとても手が出ないので見送りデス。

http://kodemari.net/img3/p595


  オークションで見つけたルツェビチェック
Date: 2018-01-28 (Sun)
19世紀初頭、オーストリア・ハンガリー帝国のウイーンやプラハにおいてウインナ・スタイルと呼ばれている小型のシリンダー・オルゴールが製造されていました。ウイーンとプラハのオルゴールは現代のコレクター達によってそのクラフツマンシップと優れた音質が高く評価され、収集家にとって最後に収集対象となるといわれています。

典型的なウインナ・スタイルのオルゴールは簡素なデザインで四隅に三角の補強が入ったケース、比較的大きなスプリング・モーター、低音部の櫛歯がガバナー寄り(向かって右側)、単純な形のガバナー・ベーンと言う特徴を持っています。最も多く作られた2曲モデルのシリンダーは長さが100mm、直径が25mm、櫛歯は80または83本です。全生産期間を通じてすべてのモデルは元の設計を変えずに生産されました。主として時計、ミュージカル・タブロー(風景の一部に時計台等が描かれた油絵)、手芸用バスケットなどに組み込まれていました。スタート・ストップや曲目変更はムーヴメントの底を通っている紐(コード)によって操作されるものが多いようです。

スイスとは異なる設計にしなければならなかったのは当時のヨーロッパの政治状勢に起因するものがありました。1815年にウイーン条約が結ばれスイスの中立が保障されましたが、同時にスイスからオーストリア・ハンガリー帝国に対する禁輸措置が講じられました。オーストリア・ハンガリー帝国で販売されるオルゴールは部品も含めてスイス製と間違われてはいけない、つまり一見してスイス製とは異なる外観を持っていなければならなかったためです。

プラハにおいてはフランチシェック・ルツェビチェック(Frantisek Rzebitschek)がアロイス・ヴィレンバッハーとともに1819年に創業しました。事業は息子のグスタフ(Gustav)によって継承されましたが1897年に社業を閉じております。

今晩オークションに出ていたのは、このフランチシェック・ルツェビチェック製の小型シリンダー・オルゴールです。キーとチューン・シートは紛失。価格は60ユーロ(≒8千円)、手数料29%はお買い得。ドイツで開催されていたので日本時間では夕方のアクセスしやすい時間。マイセンのかわいい人形がたくさん出品されていましたがほとんどが不落札で異様に速いペースで進行。オルゴールはプロが目を付けていたのでしょう、あっという間に550ユーロ(≒7万円)。これは負けです。

http://kodemari.net/img3/p594


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