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日々の出来事を徒然なるままに…


  フローレンスのアンティーク・ショップ
Date: 2019-09-24 (Tue)
昨日の話ですが市内にある画廊「笹倉鉄平ちいさな絵画館」へ行ってきました。家から車で15分ほどの所にあるお洒落な画廊でした。展示は笹倉鉄平「原画」展〜優しい気持ちにある風景〜というタイトルでした。

昔の絵本に書いてあったような風景、憧れを以て眺めていた当時の私を懐かしく思い出します。

写真は会場で買った絵葉書、題はフロ−レンスのアンティークショップ。う〜〜ん、古い素敵なオルゴールが見つかるかな?

http://kodemari.net/img3/p664


  ポリフォン104
Date: 2019-09-22 (Sun)
昨日の日記の続きですが、翌日に静岡県の町までオルゴールを聞かせてもらいに行きました。オーナーの方はオルゴールを収集すると同時に、お宅のリビングを近所の方々に開放して時折演奏会を開催されていました。時には出張演奏もされていました。

最初に目に入ったのは写真(http://kodemari.net/img3/p661)のポリフォン社製104形で、1900年前後に作られた営業用のアップライト型オルゴールとしては最も沢山作られた機種でした。どのオルゴール博物館にも収蔵されていて、個人コレクションにもたくさん入っているありふれたオルゴールですが、ここの個体はとびきり綺麗、新品同様のエッジが立っているケースに入っていました。私は2百台以上ののアップライト型オルゴールを見ているのですが、この個体のケースは傷一つなく最も状態がよろしい。中のムーブメントも絶好調、ディスクも折れたプロジェクションはちゃんとオーナーの手で半田付けして修繕されていました。

写真(http://kodemari.net/img3/p662)は家庭用としてベストセラーだったレジーナ社製15インチのテーブルトップ形ディスク・オルゴール。日本の歌曲やイギリスから導入された民謡等のディスクがtくさん有りました。

写真(http://kodemari.net/img3/p663)は現代の作品、スイスのリュージュ社製サブライム・ハーモニー144弁です。現代のオルゴールとしては例外的に高価な機種でした。

  ボワセレステとサブライム・ハーモニー
Date: 2019-09-21 (Sat)
先週の話ですが、関東のオルゴールファンの方のお宅までオルゴールを聞かせてもらいに押し掛けました。実際に収集された方は亡くなっていて、今はお嬢様が管理されています。

まずポリフォン社製ミカド形、24インチのディスクで演奏するアップライト型。やはり日本のマンションの部屋には大きいですね、クラウン(上部の装飾)は天井まであと少し。音もでかい、家じゅうに鳴り響きます。たくさん見せてもらったオルゴールの中で、これだけ撮り忘れました。

写真(http://kodemari.net/img3/p659)は小型のリードオルガン(と言うよりもハーモニカ)が組込まれたボワ・セレステと言うタイプのシリンダー・オルゴール。この個体は各音にリードが2個一組で付いていて複雑で味わい深い音で演奏します。ボワ・セレステとしては後期に作られたもので、中央のオルガン・セクションがメロディーを、左右の櫛歯が伴奏を担当します。

写真(http://kodemari.net/img3/p660)はサブライム・ハーモニーと言うタイプのシリンダー・オルゴール。同じ音に調律している3枚の櫛歯が、微妙に異なる調律で素晴らしい演奏をしてくれます。

故人は合唱指導を長くされていた方で、音楽のプロの耳で選んだコレクションは流石でした。このレベルのボワ・セレステやサブライム・ハーモニーを自分の書斎で夜中に聴きたいものです。

  絵を描く
Date: 2019-08-28 (Wed)

8月中旬からから続けている作業ですが、新しいオルゴールの組織が発行する会報「ミュージカルボックス」誌創刊号の編集作業を続けています。今度は大きなA4判からコンパクトなB5判に換えてレイアウトを作りました。

手許に原稿が2編届いているので、できあがったレイアウトに流し込む作業を行いました。シンガポールに在る個人のオルゴール博物館を取材した記事ですが、原稿と共に提供された写真の状態が思わしくありません。写真は鳥かごのデザインの時計、鳥かごの中に立っている時針が回転する円筒形の文字盤を指して時刻を表示します。

蛍光灯の照明だから緑色の成分が強い上に薄暗くて、不自然な色に化けてしまいました。またカメラの超広角レンズも問題で、画像がかなり歪んで傾いています。そこで画像編集ソフトの登場。その結果が下の写真。写真1は修正前、写真2は修正後です。

まず蛍光灯由来の緑色の輝線スペクトルを補正、次に白熱電灯で撮影されたように全体の色調を変更。全体の傾きを修整、右半分の画像歪みと傾きを修正、画面全体を明るく修正、コントラストを少し強めに。傾きを補正した時に切り取られた周辺部分を、近い部分からコピーし、貼り付けて胡麻化しました。

う〜〜ん、こうなるとフォトグラファーの世界ではなくて、まるで絵描きの世界ですね。

 写真1 http://kodemari.net/img3/p657
 写真2 http://kodemari.net/img3/p658


  ハープイオリアン?
Date: 2019-08-27 (Tue)
最近のオルゴールのオークションは珍しいものが出なくて寂しい限りでしたが、これは珍品と思います。ケースは全く飾り気の無い単なる箱ですが、2枚に分かれた櫛歯の形状が気になります。これを出品したオークションハウスはオルゴールの知識が無いのでしょう。

サブライム・ハーモニーと呼ばれる形式は、2枚の櫛歯が全く同じ形状をしていて、この写真とは違います。ニコル・フレールで作られたピアノフォルテと呼ばれる形式は長いフォルテコーム(強い音を出す)と比較的短いピアノコーム(弱い音を出す)から成っているので、これも違います。

ニコルフレール以外で作られたピアノフォルテが、この写真に近い形状の櫛歯を持っています。しかしピアノフォルテは櫛歯の長い高級品が多かったようで、この写真のようにフォルテコームが短い例は見たことが有りません。

残るはハープイオリアン(Harpe eolienne)という形式です。写真の左側の長い櫛歯は普通の櫛歯ですが、右の短い櫛歯は左側の櫛歯よりも堅く作られており、伴奏として用いられます。これを発明したのはコンション(Conchon)で、とても珍しい形式です。私も聞く機会(実物でもCDでも)が一度も有りませんでした。この個体はメーカーを示すマークなどは無いようです。

エスティメイトは200〜400ポンド=高くても6万円! う〜〜ん安い!

http://kodemari.net/img3/p656


  シリンダー・オルゴールの書物
Date: 2019-08-20 (Tue)
イギリスに在るオルゴールの愛好家団体AMBC(Association of Musical Box Collectors)から2019年に出版されたシリンダー・オルゴールの本「The Cylinder Musical Box」を輸入しました。

サイズは大判で縦315oX 横302o、用紙が分厚くて120ページだけなのに厚さが15oもあります。著者Paul Bellamy氏の巻頭言によると「シリンダー・オルゴールのリストア(復元)作業にチャレンジしようとするアマチュア技術者のために」書かれているそうです。こちらは大きなイラストや写真がふんだんに入っていて、理解しやすくなっています。本はイギリスで出版されたためか、書物として中身の価値に見合わない稚拙な製本の技術が残念です

この様な本はGraham Webb氏著の「The Musical Box Handbook Volume1 Cylinder Boxes」が先輩(写真2の初版は1968年刊行、写真3の2版は1984年刊行)です。こちらのサイズはコンパクトで縦222oX 145o、用紙は分厚くて176ページなのに厚さが20oもあります。こちらの方はイラストや写真を入れるのが高価な時代なので文章主体です。
  写真2 http://kodemari.net/img3/p654
  写真3 http://kodemari.net/img3/p655

どちらの本も英文は平易で読み易い方だと思います。翻訳してもマーケットが小さいので売れないだろうナ。次はディスク・オルゴールの本を期待しております。

追記
著者に稚拙な製本について写真を添付してコメントしたら、丁寧な返事が返ってきました。向こうでも気がついていたようで、中身と表紙を貼り付けるボンドの強度が足らなかったようです。今までも私は製本作業(雑誌の合本が多かった)をいろいろな所に頼んできましたが、一度もミスが起こりませんでした。100年前に世界最高の蒸気機関車を作っていた工業先進国のイギリスが、ここまで落ちぶれるとは・・・・!

http://kodemari.net/img3/p653


  ニコライ2世
Date: 2019-07-14 (Sun)
県内の三田市と、遠く千葉県館山市からオルゴールのお友達が来られました。いつものように家にあるオルゴールを総動員して演奏会。今回のオルゴールは12時ころから昼食もぐもぐと同時並行で1時間ほどだけ、次の予定が迫っているので全部で10曲ほどしか聴いてもらえませんでした。

とても忙しい昼食の後は直ちにお客さんと一緒に3名で堀江オルゴール博物館で「ニコライ2世が愛したオルゴール」と題して開催されている特別演奏会(写真はプログラム)に駆けつけました。

今回は珍しくベイカー・トロール製の巨大なインターチェンジアブル・シリンダー・オルゴールとステラの26インチを聞くことが出来ました。ステラはごく普通のステラと同じ音でしたが、私達は年に1〜2回した演奏しないベイカー・トロールに注目していました。

別のところからの話では、数年かけて巨大なシリンダーを全てリピニングしたそうです。1本のシリンダーでも2万本以上も打ちこまれているピンの総植え替えが6本なんて、考えただけでも気が狂いそうで、とても多額の費用がかかったんじゃないでしょうか。大がかりな修復の成果でしょう、演奏は素晴らしいものでした。

http://kodemari.net/img3/p652


  メサイアとオムレツ
Date: 2019-05-03 (Fri)
少し古い話ですが、近くにある兵庫県立芸術文化センターのKOBELCO大ホールで開かれた演奏会に出かけました。演目はヘンデルのメサイア、良質の宗教的エンターテインメントとして作曲されたオラトリオです。全部で53曲、普通は一部を飛ばしてつまみ食いなのですが、この演奏団体は常に全曲フルバージョン、休憩2回を挟んで3時間近くかかります。何度も聴いているので有名な所の歌詞は微かにうろ覚え、新しい驚きは無いのですが安心して聴いて楽しめますね。

これは最初のレシタティーヴォComfort ye, My peopleの部分をオルゴールにしたものです。
  http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/p2440201f.m3u

このオラトリオの中で一番のハイライトはハレルヤ・コーラスでしょう。
  http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/p2404147f.m3u
1743年、初めてロンドンで演奏された際、国王ジョージ2世が、「ハレルヤ」の途中に起立し、観客も総立ちでスタンディング・オベーションになったという逸話があります。これに倣って起立された聴衆もいましたが、私は演奏中の雑音が嫌いなので椅子をゴトゴトさせるこの様な行為はあまり好きではありません。

「コンサートが終わってから台所で料理をつくるのもナンなので」と言われたので、ホールに近い所にある「ポムの樹」というオムレツ専門店で夕食を摂りました、私のお小遣いからおごり。ここは学生の利用者が多いので料理がとてもでかくて、スポーツマン向けに味付けが若干塩辛い。写真はSサイズですがご飯茶碗2杯分がオムレツの皮の下に収まっているそうです、げっぷぅ。美味しそうな大型オムレツを眺めていると、ついつい先ほどのソプラノの女性の姿が目の前に浮かんでぇ〜〜! 笑いをこらえることはできませんでした。
隣の席では高校生が巨大なLサイズ(ご飯茶碗4杯分)をぱくぱく食べていました、若いなぁ〜!

http://kodemari.net/img3/p651


  ロホマンの結果
Date: 2019-04-20 (Sat)
4/19の早朝0:25頃の話ですが、知人にビッドを頼まれていたオークションに負けました。モノはシカゴにあるSusanin's Auctionsが出品したロホマン社製ディスク・オルゴール。丸いパイプでできたチューブラーベルが12本付いていて、とても力強い優れた音で演奏します。この個体はベルが3本外れていますが、その中の1本は行方不明、ベルの音色も含めた復元は至難でしょう。ディスクの直径は24インチ半(≒62p)とでかい。ビン(ディスクを入れる台)付きだと高さは2.5mぐらい。ケースはボロボロ、モーターカバーとクラウン(上部の独特な装飾)は紛失。完全な状態だと写真の様な格好になります。

ディスクは使えそうにない錆錆が1枚のみとかなり悲惨な状況。出品者はオルゴールという物ではないと思っていたようで家具の部門に出品されていました。落札予想価格は300〜500ドル(≒33,000〜55,000円)と何かのマツガイ状態。きちんと整備されていたら安くても300万円はするという素晴らしい代物です。ディスクはイギリスでリカット新品が44種類の中から選べます。

ちゃんとオヒルネをしてから、パソコンを介してオークションに参加。私を登録する作業がえらく手間取り、応札(ビッド)出来るようになったのはオークション開始5分前! でも順調にビッドを入れて何度か最高額を獲得、1,700ドル(≒187,000.円)まで進んだ時に、終了10秒前に1,800ドルを入れて逃げ切ろうとしました。所がマウスが反応しない、あわてて数回クリックを重ねたのが悪かった。マウスを認識するのに3秒ほどかかってしまい、画面が再度表示されたら1,700ドルで他人が落札成功。ガックリ!! 私がコレクションに欲しかったぐらいの逸品。点検と修理に70万円はかからない。悔しくて明け方の4時ころまで寝つけませんでした。71歳にもなって欲ボケ老人で恥ずかしい。

http://kodemari.net/img3/p650


  ロホマン製のアップライト型オルゴール
Date: 2019-04-05 (Fri)
オークションにロホマン製のアップライト型ディスク・オルゴール(ロット番号2181064)が出品されています。ところが出品された部門がオルゴールではなくて、誤って家具部門になっていました。つまりオルゴールに詳しい人は見ていない可能性が大。出品者Susanin's Auctionsはインテリアや家具専門のようで、オルゴールには詳しくないと思います。オークションは4/19開催予定。これを見るためにはロット番号2181062を画面に出して、その下の似たような出品物の中から探さねばなりません。

説明にはロホマン製オーケストリオンとだけ書いてありますが、ディスク・オルゴールの間違い。ディスクは残念ながら1枚しか付属していないが、リカットで44曲入手可能。ベルの数などから推定して24インチ半の172型160弁と思われます。ケースはかなり傷んでいるが大した問題ではない。曲面ガラスで作られたモーターカバーが枠ごと失われていて、これの復元は大変でしょう。曲面ガラスの代わりにアクリル等で代用するのが安上がり。写真2によるとチューブラーベルが左側が1本(斜めに引っかかっている)、右側が2本外れていて行方不明。ベルの復元製作は大層困難でしょう。櫛歯は見たところ健全。ガバナーは残っている。ビン(ディスクが入る台)が付属しているはずなのに無い。ビンが有れば高さは2.4mぐらいになるはず。
http://kodemari.net/img3/p648
http://kodemari.net/img3/p649

スタート価格はたったのUS$50、バイヤーズ・プレミアムは30%、エスティメイトもUS$100〜200と格安で何かの間違いじゃないでしょうか?? まともに動けばUS$10,000でも格安! 修理にはかなり(50万円以上)掛けねばならない

ロホマンは銘機の誉れ高い機種で、ディスク・オルゴールを発明した技術者が、ディスク・オルゴール時代の最末期に設計しました。短い期間に僅かな台数が生産されたオルゴールで、ポリフォンのミカド以上に力強い素晴らしい音を聞かせてくれます。

http://kodemari.net/img3/p647


  ボワ・セレステ
Date: 2019-02-18 (Mon)
またまたオークションに興味深いボワセレステ・オルゴールが出品されています。これは普通のオルゴールにリードオルガン(と言うよりもハーモニカ)が追加されたもので、シリンダー・オルゴールの後期から末期にかけて良く作られました。演奏の例は下記をクリックしてください。演奏は1:05辺りから始まります。
http://www.youtube.com/watch?v=N8BRmf9wrdQ

初期のボワセレステはオルガン・セクションが櫛歯の左側に寄せて組み込まれており、櫛歯は主旋律、オルガンは伴奏を担当していました。今回出品されているオルゴールは後期に作られていたものでオルガン・セクションが櫛歯の中央に組み込まれていて、主旋律を担当し、櫛歯は伴奏を担当しています。詳しくはわかりませんが、多分このオルゴールの鞴(フイゴ)には折り目が切れていて交換しなければならないでしょう。そのような高価な修理費用も見込んでビッドしなければなりません。
http://kodemari.net/img3/p646

オルゴールの演奏は編曲に支配されています。機械で制御するリードオルガンはビブラートの無い単調な音しか出せませんが、編曲の工夫で素晴らしい音楽を奏でてくれます。このオルゴールには8曲も組み込まれています。中身の濃い4曲入りだと食指が動いたと思いますがぁ〜・・・・・・。

ケースのサイズは66x13x10p、スタート価格はUS$200、エスティメイト(落札予想価格)はUS$400〜600と格安。でも見る人は見ているもので、入札者は既に6名も名乗りを上げていて、現在の価格はUS$1,200になっています。これだと2/24のオークションではUS$3,000を軽く越えて、お金持ちのコレクターの手許に行くことでしょう。

http://kodemari.net/img3/p645


  ディスク
Date: 2019-02-11 (Mon)
オルゴールの取扱から撤退した会社から、2015年に大量のディスクを引き取りました。当時の資料を読み返して見ると2,326枚引き取りましたが、資料に載っていないディスクがたくさん含まれていましたのでもっと多いと思います。サイズは小さなエーデルワイスの直径14cmから、巨大なロホマン製オーケストリオン用74cmまで大小さまざま。

錆でボロボロとか、ドライブホールが引きちぎられているとか、問題だらけのディスクも有りましたが、いつかは機械による採譜に役に立つであろうと期待して売れ残り全部を引き取りました。しかし2,000枚ものディスクとなると、ものすごく場所をとります。

ある開発担当者からの依頼で、いろいろなメーカーで各種サイズのディスク(但し先方のリーダーの都合で20インチ以下のものだけ)をサンプルとして1枚ずつ送ってほしいという要望です。小さな番号のラベルをディスクに貼り付け、メーカー、直径、曲名、在庫数の表を作りました。結局全部で62種類64枚(エロイカ用は3枚で一組)で梱包は2箱(写真)になりました。50cm以上のサイズのディスクについては、・・・・どうなるんでしょう? こちらで読取装置を作るってぇ?

http://kodemari.net/img3/p644


  ホスピス
Date: 2019-02-08 (Fri)
少し前(2/2)の話ですが、家内と私の共通の友人がお世話になっているホスピスまでお見舞いに行ってきました。その方は長く癌と闘っておられて、抗癌剤の副作用に苦しんでいました。病気で苦しんでいる方を見舞うのに、何と言って励ましたらいいのか迷いながらのお見舞いでした。話が途切れては気まずいかなと思って話題の一助として中型のデュコマン・ジロゥ製シリンダー・オルゴールを1台持参しました。

その方は抗癌剤の副作用が消えてしまって、昔と同じく笑いころげる明るい本来の姿に戻っていて、懐かしい昔の思い出話に花が咲きました。オルゴールも「珍しい機械、とてもきれいな音!」といって喜んでもらいました。このオルゴールが病床で活躍するのは2回目(1回目は2017/10/4付の日記参照)です。

6階の病室は明るいオーシャンビュー、すぐ外に西宮ヨットハーバー(写真)とクラブハウスがあり、陽光にきらめく波を眺められます。病室からきらきらと光る海を眺めながらオルゴールを聴いていると、モーツァルト的な明るい寂寥感を強く感じました。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/DG201.m3u

http://kodemari.net/img3/p643


 
Date: 2019-01-30 (Wed)
昨日は家内のお友達、若い50台と60代の女性が2名来宅。リビングに置いてあるリードオルガンの伴奏でコーラスを楽しんでいました。うちは前が川なので、どんなに大きな声を出してもへたくそでも平気。

お客さんが自宅で作ったカステラをお土産として持ってきてくれました。オレンジ・ピールが入っていて、少し重い感じで実に旨い、大きい! そして大きなミカンとおかきでオシマイ。私の糖尿病がばれてたみたい。写真は宴の跡でお菓子やオルゴールが散らかってます。

メサイアの一節、ローレライ、ラルゴ、里の秋、主よ人の望み・・・、マンドリン・フォーマットのオペラ、舟歌、デュコマン・ジロゥのキラキラ音等をオルゴールで演奏しました。修理が終わったスピーカーも活躍、中世のクリスマスソング、アリラン(これが受けた)、シオンの娘などちょっと変わった印象深い曲を聴いてもらいました。お土産はオルゴールのベストセレクションのCD2枚! このCDは親父さんが家で聴いて喜んでくださったようで、夜にお礼の電話が有りました。

http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/m3u/ser06012f.m3u エロイカが歌うローレライです。

http://kodemari.net/img3/p642


  2018年 大晦日
Date: 2018-12-31 (Mon)
もう23時、2018年も残るは半時間も無いですね。今年は素敵なことが有りました。新しいお友達に恵まれました。私が永年温めてきた新型オルゴールに関して、年末ぎりぎりに大きな動きが有りました。関連する資料の収集やコピーに追われています。

ここ数日は多忙を極めてました。まずオルゴールのクラブ(MBSI日本支部)の機関誌「自鳴琴」67号の編集作業、アンケートの結果報告書が5ページ、カリオペというディスク・オルゴールを作っていた会社の歴史の翻訳が12ペ−ジ、書評が2冊分で2ページ、本部の雑誌の目次翻訳が1ページ。40ページしかない機関誌で20ページも私の記事が占めてしまいました。クラブの決算報告集計は半日で完了と思ってたんですが、ちと手こずって1日掛かってしまいました。

そんなわけで家事手伝いはサツマイモの裏漉し作業以外できませんでした、・・・って私がつまみ食いをするという嫌疑が掛かっていて信用してもらえないみたい。出来上がりは添付写真のとおり。お屠蘇はグレープフルーツジュースの炭酸割りになりそう、私は日本酒の味わいが理解できないのです。

それではこの日記の読者の皆様、佳いお新年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。

http://kodemari.net/img3/p641


  近江八幡のクラブ・ハリエ
Date: 2018-12-13 (Thu)
琵琶湖畔の古い城下町で、町の一部が国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている滋賀県近江八幡市までドライブを楽しんで来ました。

近江八幡に入るとまずロープウェイで八幡山まで登り、頂上に在る城跡(八幡山城)と門跡寺院(瑞龍寺)を見物。八幡山は琵琶湖のほとりにそびえる独立峰で、周囲の景色が遠方まで眺められます。琵琶湖を越えて対岸遠くの山は写真( http://kodemari.net/img3/p638 )の様に綺麗に冠雪していました。さすがに35ミリ換算で300o相当までのズームレンズと手ぶれ補正、遠くの連山をコントラスト良く鮮明に撮影できました。

クラブ・ハリエ日牟禮(ヒムレ)館には優れた建築家であったウイリアム・メレル・ヴォーリズが手がけた旧忠田邸を補修改築した日牟禮カフェ特別室が有ります。私達は特別室一階に在るリビングルーム(http://kodemari.net/img3/p639)に案内されました。特別なケーキ9種類から3個を選び、丁寧に淹れたコーヒーと凝った紅茶が供されました。但し特別室使用料は一人500円也ですが、充分にその価値はありました。

驚くことにリビングにはアンティーク・オルゴールが2台置いてありました。1台は写真(http://kodemari.net/img3/p640)
のオーケストラボックスで、オルゴールに笛と太鼓、ベル、ウッドブロックが組込まれたものです。もう1台はよく見かける15インチのレジーナ社製オートマチック・ディスクチェンジャー。でもどちらも滅多に動かさないようで、担当の人は「操作したことが無いので怖い」と言って聴かせてもらえませんでした。

幾つもある古いお寺や神社、古民家、明治時代の洋館、茶店、古くて懐かしい風情豊かな町で、もう一度ゆっくりと散策したいところです。

  タンノイ製スピーカーの修理
Date: 2018-12-11 (Tue)
今から37年も前に買って以来ずっと活躍していたタンノイ製スピーカーのアーデンMkU(写真は当時のカタログ)ですが、11/16付け日記で書いたように山形県鶴岡市のオーディオラボ オガワさんで修理をお願いしていました。モノが大きいくて重い(43Kgが2個)ので中のユニットだけを送ってエッジの貼り替えとボイスコイル修理をお願いしていましたが、このほど修理完了して到着。

ユニットはとても重くて重心が変な所に在るので、再組み付けは力の要る作業でした。結線はコネクターなので簡単、ようやく完成。私が良く聴いているバッハのオルガン曲、ルネッサンス期の声楽、アンティーク・オルゴールの再生テストでは、37年前に購入した当時と同じ音で歌ってくれて大変満足しております。タンノイの上に乗っているのはボーズの予備スピーカーです。タンノイのエッジが傷んでからは、左下のサブウーハーと一緒にボーズを聴いていましたが、元気で明るいのは取り柄ですが、渋くて暗い宗教音楽には無理が有りました。タンノイには品位が有りますね。

この写真( http://kodemari.net/img3/p637 )は我が家の音の出る玩具達です。修理が間に合ったので12/18に我が家で15人程が集まってオルゴールとタンノイによるクリスマス音楽会を計画しています。ホンモノの牧師さんも出席される予定です。オルゴールとオーディオ、どちらもクリスマス音楽のコレクションを持っておりますので、きっと皆さんに喜んでもらえることと楽しみにしております。

http://kodemari.net/img3/p636


  新しいデジカメ
Date: 2018-12-10 (Mon)
2010年4月から愛用してコンパクト・デジカメのキャノン・パワ−ショットA3100が壊れてしまいました。ボディー全体を留めるネジが2本とも緩んで落ちてパカパカ、さすがは中国製。8年前の製品なのでアフターサービスはできないとのこと。時計屋さんが持っている小さなネジ2本で修理できるのに残念なことです。

仕方がないで本日デジカメを購入。深度合成が出来るカメラが欲しかったのですが、2社とも高価。これは接写で手前から奥まで一律にピントの合った写真を撮れるカメラで、フィルムカメラではできないことなんです。手前から奥まで少しずつピントをずらしながら何十枚もの写真を連写で撮り、ソフトウェアで連写した写真の中からピントの合った部分だけを抜き出して、1枚の写真に合成する技術です。4〜5年すれば安価なカメラにも搭載されることでしょう。

最後まで深度合成にこだわったんですが、予算の壁は高かった(ニコンで30万、オリンパスで10万、どちらもレンズ無しのボディー)。結論はソニーのアルファ6000(写真)とズームレンズ2本セット(35ミリ換算で24〜75oと80〜315o)で7万円と、とても安い買い物となりました。後でマクロレンズを買って10年ほど活躍してもらいましょう。

http://kodemari.net/img3/p635


  久しぶりの堀江オルゴール博物館
Date: 2018-12-06 (Thu)
久しぶりに堀江オルゴール博物館を見学しました。今日は団体客の為の日なのですが、そこん所を無理をお願いすると、私達一行を朝一番のツアー(10:30〜)で快く迎えてくださることになりました。受付で尋ねると本日朝一番の団体さんの予約は無くて、私達一行(私と関東のコレクターのたった二人)の貸し切りとなっていました、ラッキー!!

以前は大小さまざまなオルゴール達が目白押しだったのですが、今回は綺麗に整頓されていて車椅子での通過もOKになっていました。でも珍しいオルゴール達が倉庫に入れられてしまったのは若干寂しい。

もう聞かせてもらう機種は決まっていて、写真のニコルフレール工房製のグランフォーマット・オーバーチュア、ロッホマン製ツインディスクなど数台をおしゃべりを交えながら、ゆったりと聞かせてもらいました。前回聴かせてもらって感激したインライン・デュプレックスは不調で演奏出来なかったのは残念。

優れたオルゴールを聴いていると、目の前から煩わしい世界が消えてしまうんですね。

http://kodemari.net/img3/p634


  スピーカーの修理
Date: 2018-11-16 (Fri)
かなり昔の話ですが1982/7/10(昭和57年)に今使用しているオーディオシステムを阪神百貨店のオーディオファイルで買いそろえました。まだCDが発売される前だったのでパイオニアのLPレコードプレーヤーが主な音楽ソースでした。アンプは当時最新のラックスL-550、スピーカーはイギリスのタンノイ製アーデンMkU(但し見本展示品)を奢りました。後にCDプレーヤーを追加しましたが、これは壊れやすいのか今のは3台目です。

35年以上私達を楽しませてくれたのですが、2年前にスピーカーのサランネットを外してみて仰天! 写真1に見られるようにエッジ部分が剥がれてました。エッジはウレタン製ですが経年劣化が酷くて、触れるとポロポロと剥がれ落ちて行きます。怖くてもう使えず、タンノイの上に載せたボーズ君 + デンオン製サブウーファーをピンチヒッターにしていました。

このほどやっとおみこしが上がって山形県鶴岡市の工房に修理を依頼することになりました。スピーカーユニットを外して、送られてきた専用の通い箱に入れて発送です。左右を別の箱に入れて一つにまとめると、160サイズで20sにもなりました。修理とはいえ高いデスぅ! http://kodemari.net/img3/p633

http://kodemari.net/img3/p632


  10年越しのオルゴール
Date: 2018-10-27 (Sat)
2008/10/8に三協精機製の72弁シリンダー・オルゴールのムーブメント(機械部分)だけを購入(安かったですね、3万円程!)、2008/11/28のmixi日記#235に仮の台枠に取り付けたという記事を書きました。直ぐに箱を自作する心算だったのですが、何となく着手が億劫で放置。今年の1/25に古くてお洒落な既製の箱を発見。贈り物として鋭意制作を進めてきて、足を2本取り付けたら完成というところまで出来ましたが、話が見送りとなってまたまた放置。

先日1p角の角材を在庫の残材から引っ張り出して切断、底面に接着して5分ほどで完成! 実に竣工まで10年と5分もかかりましたぁ。現行商品で著作権の問題がありますので、音の掲載は遠慮します。

箱は蓋の無い菓子皿(写真1)として完成。ワインレッドの中蓋(菓子皿の底)はベニヤ板にフェルトを貼りつけたものです。フェルトは少し大き目で、簡単には外れないようにタイトフィットになっています。底の丸い穴に鉛筆(下記写真)を押し込むと、中蓋を取り外すことが出来て、チューン・シートとムーブメントを眺めることができます。 http://kodemari.net/img3/p631

なお、写真1の菓子類はトーニョービョー患者で甘党の私にとっては毒性の強いチョコレートですが、ここは撮影用の備品と言うことで。

http://kodemari.net/img3/p630


  スナッフボックス
Date: 2018-10-21 (Sun)
珍しい文献やオルゴールが大量にオークションにかけられています。調べたところオランダのシリンダー・オルゴールの権威者で大コレクター、2017/12/12に亡くなったルク・ゴールドホーン氏のコレクションでした。

オルゴールが作られ始めた頃に、嗅ぎたばこを入れておく為の小箱に小型シリンダー・オルゴールを組み込んだものが流行りました。写真1は初期のタイプでメーカーはスイスのFs. Nicole et Meylan、ケースは18金製で大きさは8cm x 5p。ムーブメントは42弁で板条の櫛歯を重ねたバリエイ( barillet )と呼ばれるごく初期の様式です。エスティメイトは130万〜260万円と驚くほど高価。 http://kodemari.net/img3/p627

写真2は鼈甲(ベッコウ)で作られたケースに納められたスナッフボックス。セパレート・ティースで3x22=66弁。http://kodemari.net/img3/p628

写真3は湖畔の風景が描かれた木目の綺麗なケースに納められた3x18=54弁のセパレート・ティース。こちらはケースに貴金属を使っていないためか、かなりお手頃。 http://kodemari.net/img3/p629

このほかに贅沢な裁縫箱(Necessairae)、ガラスドーム、ペンダント、ポケットウオッチ、マントル・クロック、シンギングバードボックスなど小型オルゴールの珍品がドッサリ。

  古本
Date: 2018-10-17 (Wed)
またまた物欲にまみれた欲ボケ老人のたわごとですが、オルゴールに関する貴重な書籍のコレクションが大量にオークションに出ていました。

写真1 http://kodemari.net/img3/p624 は単行本が2ロットで合計50冊程度、スタート価格は560ユーロ(73,000円)、エスティメイトは1000〜1600ユーロ(130,000〜210,000円)。写真2 http://kodemari.net/img3/p625 は当時の広告や書類など、スタート価格は80ユーロ(10,000円)、エスティメイトは500〜700ユーロ(65,000〜91,000円)。写真3 http://kodemari.net/img3/p626 はアメリカ(1954〜2017年)とイギリス(1962〜2017年)のオルゴール愛好家団体の機関誌バックナンバー(多分創刊号からの完揃い)、スタート価格は200ユーロ(26,000円)、エスティメイトは1600〜2400ユーロ(208,000〜312,000円)。

このほかにドイツの雑誌とか絵葉書、カタログ、往復文書等、自動演奏楽器に関わる貴重なオリジナル資料が大量に出ています。

写真1についてはほとんどを持っていますし、写真3については半分以上持っているのとDVDやサイトで全てのバックナンバーを閲覧できるので手を出しません。しかし写真2のオリジナル・パンフレット類は欲しいですね。年金生活者にとっては夢のまた夢ですぅ。

これらのコレクションのオーナーは2017年まで存命で、亡くなってから遺族が放出したのでしょう、寂しいことです。

  セパレート・ティースの古いオルゴール
Date: 2018-10-09 (Tue)
古い小型オルゴール(写真1)がオハイオ州チェスターランドで2018/10/29開催予定のオークションに出ています。セパレート・ティース(写真2)と呼ばれていて、櫛歯が1枚の鋼板ではなく、何本か(この例では5本)の短いグループに分かれて(セパレート)います。これは製造に失敗したときに大きな損失を被るのを避けるためと言われてきました。しかしたくさんのネジで留める方が、リスクと比べてもコストが多くかかってしまうのではないかと思います。

とにかくセパレート・ティースは貴重な古いオルゴールの代名詞、今回のは挑戦してみようかと思います。ケースの寸法は幅8.8p、奥行5p、厚さ2.5pで名刺程の大きさ、ケースの材質はガタパーチャ(ゴムの樹由来の天然樹脂を加工したもの)かブリキ(tin)でしょうか。蓋にはフランスの港湾風景(写真3)が描かれています。5弁14組の68弁で曲目は舞曲、ワルツとギャロップで2曲入り。

エスティメイトは250〜450ドル(≒28,000〜50,000円)+バイヤーズ・プレミアム20%と格安。ここの専門は家具、軍事、書籍、絵画で出品点数は785点、オルゴールは2点だけ。価格は格安、でもニューヨーク辺りの専門店が高値で攫って行きそうです。

http://kodemari.net/img3/p623


  自鳴琴の記事 クェンデ
Date: 2018-10-05 (Fri)
自鳴琴66号

2018/10/1の話ですが、MBSI日本支部の機関誌「自鳴琴」第66号(写真)を公約通り発行できました! いつも足を引っ張る私の翻訳記事が思いのほか早く上がっていたためです。

今号の翻訳記事はイギリスのオルゴール愛好家団体AMBCの機関誌2017年冬号と2018年春号に掲載されたクェンデというスイスのオルゴール工房に関する記事の翻訳です。

クェンデ工房はスイスの山里サン・クロワ村にたくさん在った家族経営の小さな工房でした。一族の家系は親と子が同じ名前であるとか、奥さんの姓を名乗るとか、ややこしい習慣が残っていて解明が大変だったようです。僅か数人の零細企業では社史を執筆して残せるような人材は居ないのに、よくまあ歴史を調べたものだと感心しきり。教会の洗礼簿や過去帳、特許の申請記録、村の商工会の記録、工房同志の取引記録等を丹念につなぎ合わせたクロスワードパズルの様な作業だったことでしょう。

クェンデの最初の頃は立派なオルゴールを作っていましたが、1900年代に入ると需要の減退と競争の激化に伴い、玩具クラスの小型オルゴールの生産の主力を移しました。1922年に競争に敗れたクェンデはリュージュ社に吸収合併されてしまいましたが、クェンデが作っていた回転式菓子皿は今でもリュージュ社によって製造が続いています。

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  イギリスからの書籍
Date: 2018-10-04 (Thu)
昨日の夕方、注文していた本が2冊イギリスから届きました。こういう本は宣伝範囲が狭いので、イギリスの機関誌に載った広告を頼りに直接著者からネット経由で買いました。

一つはディスク・オルゴールに関する本の追加記事で、本編に間に合わなかった珍しい写真、製造番号の記録、メーカー毎の型番リスト等が掲載されています。文章がほとんどないのが残念。しかしリッド・ピクチュア(オルゴールの蓋の裏側に貼られている紙)のサンプルがとてもたくさん(100点以上)掲載されていて楽しめました。安価な小型ディスク・オルゴールは、たくさん売れてほしいというメーカー側の願いを込めて、美しい景色や女性をテーマにした柔らかな色彩が特徴のリトグラフ印刷でした。

もう一つは以前に出版されていたオルガネット(小型自動リードオルガン)の本の追加記事です。どうも私はオルガン系の楽器には詳しくないもので、クラブの機関誌「自鳴琴」に無難な書評を書いておしまい! 本編の本は小型で横長(写真3)の形をしていましたが、追加記事の本は大きな縦長のA4判で、並べるととても違和感デス。

http://kodemari.net/img3/p621


  オルゴールの修繕
Date: 2018-08-30 (Thu)
家内の知り合いの方からオルゴールの修理依頼がありました。その方が卒業した大学の100周年記念として1989年(30年前)に作られたものです。オルゴールの機械部分(ムーブメント)は18弁クラスと思っていたのですが、豪華版の23弁(価格は5倍以上)が使われていました。

送られてきたオルゴールをチェックすると、ゼンマイが巻き上げられない。ゼンマイの巻き戻りを防ぐために、真鍮の薄板にプレスをしたラチェットが使われています。どうも薄板のラチェット部品が折れてしまったようで、交換しなければなりませんが手に入るかなぁ。シリンダーの端に在るプラスチック部品が経年変化で割れて外れてしまいました。シリンダーにエポキシ接着剤を流し込んで旋盤で所定の形に仕上げると高くつくなぁ! それとも新しいオルゴールを買ってきて、シリンダーと櫛歯だけを活かして共食い修理をするかな?

メーカーに問い合わせたところ、グッドニュース! この「み翼のかげ」という曲はは既製品として供給されているそうです。さっそく注文、お盆休みの後で到着。ムーブメントの交換は所要時間5分。簡単な修理でとても喜んでもらえました。

http://kodemari.net/img3/p620


  クェンデというオルゴール・メーカー
Date: 2018-08-25 (Sat)
スイスの山の中で1810年頃にサミュエル・クェンデ(Cuendet)が時計とシリンダー・オルゴールの生産を始めました。当初は手のひらに載るほどの小さなスナッフボックスを作っていましたが、後に2本のシリンダーが同時に回るパラレル・デュプレックス・サブライム・ハーモニーの様な素晴らしいオルゴールも生産しました。

イギリスに在るオルゴールの愛好家団体AMBCの機関誌”Mechanical Music World"の最近号にクェンデ一族の活動に関する記事が掲載されていて、私は我がMBSI日本支部の機関誌「自鳴琴」66号に掲載すべく翻訳作業を続けています。原記事には写真がたくさん掲載されていません。特に代表作となるべき大型のシリンダー・オルゴールが1枚しか無いのはとても残念です。

クェンデ社は1992年にリュージュ社(現在スイスで最も盛業中のオルゴール・メーカー)に吸収合併されました。晩年のクェンデ社は玩具とかお土産ものに使われている小型(18弁クラス)の雑貨品に分類されるオルゴールを多量に作っていました。現在でもリュージュ社のカタログには、クェンデ社で作られていたオルゴール付きのコルク栓とか、お菓子を載せる回転式の皿等が掲載されています。

リュージュ社に合併される前に作られたオルゴール付きの回転式菓子皿を阪急デパートの催事「素晴らしき時代マーケット」のトシ・アンティークスのブースで偶然発見! 出品されていたトシ・アンティークスの方の御好意で自鳴琴にこの写真を掲載できることとなりました。掲載誌を送りますということで喜んでくださいました。

http://kodemari.net/img3/p619


  内村鑑三全集
Date: 2018-08-18 (Sat)
エライ物を貰っちゃいましたよ! 近所に住んでいた敬虔な高齢のクリスチャンの方が亡くなって、未亡人の方が家内を通して遺品である内村鑑三全集(添付写真)を私に贈ってくれました。岩波書店が1983年頃に刊行、全40巻で約23,000ページ、発行当時(第1巻は1981/1/23発刊)の価格では全部で20万円弱!

写真1は書庫に運び込んだ状態、もう書棚が無いのでとりあえず床へ直置き。第1巻の260ページで1行目は「余輩常に思へらく宗教事業は人類の職業中最も卑賤にして最も高尚なるものなりと、」・・・・・うーーん、これって明治の文語体?! 難しい漢語が続々、でもルビ(振り仮名)が振られていいるのは助かります。彼の最終学歴はマサチューセッツ州アマーストのアマースト大学です。全集の書簡や論文のかなりの部分は古い文体の英語で書かれています。今頃出版しても読む人なんて居るのかな?

 彼はバイブルの翻訳者、魚類学者、社会主義批判、再臨運動、無教会主義と色々な顔を持っていました。彼は毀誉褒貶のあるキリスト教の思想家ですが、40年前に浮かんだ好奇心に従い、「死ぬまで勉強」をモットーに全巻読破にチャレンジします。ボロボロのグラシン紙のカバーが40巻の内5巻だけに残っていました、彼は40巻の内5巻だけを読み残してあちらの世界へ旅立ったのでしょう。。

でも黒い虫(紙魚シミ)が付いてきた! 明日にはバルサンでも焚いて燻蒸しなくちゃ。

http://kodemari.net/img3/p618


  インパレータ
Date: 2018-07-13 (Fri)
また気になるアンティーク・オルゴールがアメリカのフロリダ州で7/25開催予定のオークションに出ていました。インパレータと言う珍しいブランドのアップライト型(縦型)21インチのディスク・オルゴールで、1900年頃にドイツのリヒター社(F. A. Richter & Co.,)が作ったものです。この個体はスイスで10年ほど前にリストア作業を受けて綺麗に整備されています。スタート価格は6,000ドル(≒670,000円)、落札予想価格(エスティメイト)は$9,000〜$14,000(1,000,000円〜1,500,000円程)、バイヤーズ・プレミアムは23%です。リストア済みなので修理費は不要、ディスクは10枚付属ですが、リカットディスクの種類がとても少ないのが残念、オリジナル・ディスクの入手も希望は持てません。

15年以上前に、或るコレクターのお宅でベル付きの21インチを聞いたことが有ります。それはそれは軽やかな低音が豊かに響く素晴らしいオルゴールで、リカットディスクが手に入りにくいという大きなハンディキャップを持っていますが、本当に欲しいと思いました。残念ながら録音では魅力の源である爽やかな低音はほとんど再現されていません。

http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/JIC004-19.mp3 南国の薔薇(ベル付きの例)です。

年金生活者である私には到底買えません。ケースの凝ったデザインは不細工と評価しているのは負け惜しみです。

http://kodemari.net/img3/p617


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