![]()
夏の名残の薔薇
R01
この曲はイギリスの詩人トマス・ムーア(Thomas Moore 1779〜1852)によって収集され、1807年に刊行された「アイルランド民謡集 Irish Melodies」に含まれています。 ドイツの作曲家フリードリッヒ・フロトー(Friedrich von Flotow 1812〜1883)によって作られたオペラ「マルタまたはリッチモンドの市場」(Martha oder der Markt zu Richmond)でイギリス女王アンの女官ハリエットの歌うThe Last Rose of Summer「夏の名残の薔薇」で有名となりました。日本では「庭の千草」という曲名で小学校唱歌集に載せられ多くの人に歌われました。
この曲はオルゴールの全盛時代に広く人気があった曲のようで、多くのオルゴールメーカーがこの曲を手がけております。この曲に対しては各メーカーの編曲技術者が競争意識を持ったのも当然です。当時のオルゴール業界のリーディング・カンパニーであったポリフォン社の優れた編曲手法が聴き取れます。
この演奏はポリフォン24インチ 5/8の大型のテーブルトップ型ディスク・オルゴールによるものです。
参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P692 「あとりえ・こでまり」所蔵、著作権保有 ![]()
夏の名残の薔薇
R02
この曲はイギリスの詩人トマス・ムーア(Thomas Moore 1779〜1852)によって収集され、1807年に刊行された「アイルランド民謡集 Irish Melodies」に含まれています。 ドイツの作曲家フリードリッヒ・フロトー(Friedrich von Flotow 1812〜1883)によって作られたオペラ「マルタまたはリッチモンドの市場」(Martha oder der Markt zu Richmond)でイギリス女王アンの女官ハリエットの歌うThe Last Rose of Summer「夏の名残の薔薇」で有名となりました。このオペラの初演は1847年のウィーンでした。日本では「庭の千草」という曲名で小学校唱歌集に載せられ多くの人に歌われました。
この曲はオルゴールの全盛時代に広く人気があった曲のようで、多くのオルゴールメーカーがこの曲を手がけております。ウィーンでウインナ・スタイルのオルゴールを作っていたアントン・オルブリッヒも得意のボヘミヤ民謡のほかにこのようなオペラも手がけていました。
Mechanical Music Vol.2 Operatic Melodies OEAW PHA CD10 Trk#19
著作権者 Oesterreichischen Akademie der Wissenschaften 2005年1月10日付文書による掲載許可、転載禁止 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P692 ![]()
ヨハン・シュトラウス作曲 ツィゴイネル・カドリール(舞曲)
R03
この曲はJohann Strauss 1(Vater 1世) によって”Zigeuneri Quadrille” という名で1846年にop191として作られました。ウイーン近郊のローカルな作品のためか日本の「クラシック音楽作品名辞典」には掲載されていません。 ウイーンのアントン・オルブリッヒ製の時計(Frame Clock)に組み込まれたシリンダー・オルゴールによる演奏です。
Mechanical Music Vol.1 Dance music OEAW PHA CD6 Trk#10
著作権者Oesterreichischen Akademie der Wissenschaften 2005年1月10日付文書による掲載許可、転載禁止 ![]()
ヴィンセンシオ・ベルリーニ作曲 歌劇「ノルマ」より
R04
今ではあまり聞かれなくなったベルリーニのオペラ“Norma”の中で、ソプラノとテノールによって歌われる「聞きたまえ、ノルマ」”Mira, o Norma” です。初演は1831年ミラノのスカラ座でしたが、ウイーンにおいてもオペラは人気があり、ウインナ・スタイルのシリンダー・オルゴールをプラハで作っていたウィレンバッハー・ウント・ルゼビチェック社も得意のボヘミヤ民謡のほかにこのような分野にも力を入れていたのでしょう。スイスのシリンダー・オルゴールの世界でも、ドイツのディスク・オルゴールの世界でもこの曲は人気者でたくさんのメーカーが手がけました。
チェコのプラハで作られたウィレンバッハー・ウント・ルゼビチェック社製 小型シリンダー・オルゴールによる演奏。
Mechanical Music Vol.2 Operatic Melodies OEAW PHA CD10 Trk#6 著作権者 Oesterreichischen Akademie der Wissenschaften 2005年1月10日付文書による掲載許可、転載禁止 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P734 ![]()
Home Sweet Home 埴生の宿
R05
イギリス人のヘンリー・ビショップ “Sir Henry Rowley Bishop”作曲のオペラ「クラリ、またはミラノのおとめ」の中の1曲です。この旋律はオペラ以前にビショップが他の歌詞でシチリア民謡として発表していましたが、実はビショップ自身の作品です。このオペラの初演は1823年ロンドンでした。日本語版の歌詞「埴生の宿」は1889年の中等唱歌集にあり、優れた訳は里見 義によるものです。
これはシンフォニオン社製のエロイカという3枚のディスクが同時に回転するというアップライト型オルゴールによる演奏です。
「あとりえ・こでまり」所蔵、著作権保有 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P577 ![]()
Glockenspiel and Slave Dance 魔笛
R06
モーツァルト “Wolfgang Amadeus Mozart”作曲のオペラ「魔笛」”Die Zauberfloete”の中の1曲“Glockenspiel & Slave Dance”です。
これはレジーナ社製の15インチのディスクを使う、ベストセラーとなったテーブルトップ型のディスク・オルゴールによる演奏です。
「あとりえ・こでまり」所蔵、著作権保有 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P855 ![]()
里の秋
R08
日本が太平洋戦争に敗れた昭和20年暮れのNHKラジオは、戦地から日本に帰国(復員)してくる将兵を励ますために「外地引揚同胞激励の午后」と言う番組を放送しました。その中で歌われた新曲です。
ディスクは「あとりえ・こでまり」所蔵、編曲の著作権は田代和文氏保有。同氏のご好意で掲載していますので(C)転載禁止。
![]()
アラベスク第1番
R09
ピアノ曲「2つのアラベスク」はクロード・ドビュッシーの初期作品で1888年作曲、1891年に改訂されたと言われています。アラベスクとはイスラム教寺院(モスク)の壁面装飾などよく使われている植物の反復模様のことで、その幾何学的な様式はイスラム教の世界観の基づいています。繊細な繰り返しを分散和音で表現した素晴らしい作品であり、田代氏の編曲もその魅力を存分に発揮させるものです。
ディスク編曲の著作権は田代和文氏保有。同氏のご好意で掲載していますので(C)転載禁止。
![]()
夏の名残の薔薇
R10
この曲はイギリスの詩人トマス・ムーア(Thomas Moore 1779〜1852)によって収集され、1807年に刊行された「アイルランド民謡集 Irish Melodies」に含まれています。 ドイツの作曲家フリードリッヒ・フロトー(Friedrich von Flotow 1812〜1883)によって作られたオペラ「マルタまたはリッチモンドの市場」(Martha oder der Markt zu Richmond)でイギリス女王アンの女官ハリエットの歌うThe Last Rose of Summer「夏の名残の薔薇」で有名となりました。このオペラの初演は1847年のウィーンでした。日本では「庭の千草」という曲名で小学校唱歌集に載せられ多くの人に歌われました。
この曲はオルゴールの全盛時代に広く人気があった曲のようで、多くのオルゴールメーカーがこの曲を手がけております。シンフォニオン社の金看板エロイカによる演奏です。
Mechanical Music Vol.2 Operatic Melodies OEAW PHA CD10 Trk#19
著作権者 Oesterreichischen Akademie der Wissenschaften 2005年1月10日付文書による掲載許可、転載禁止 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P692 ![]()
夏の名残の薔薇
R11
この曲はイギリスの詩人トマス・ムーア(Thomas Moore 1779〜1852)によって収集され、1807年に刊行された「アイルランド民謡集 Irish Melodies」に含まれています。 ドイツの作曲家フリードリッヒ・フロトー(Friedrich von Flotow 1812〜1883)によって作られたオペラ「マルタまたはリッチモンドの市場」(Martha oder der Markt zu Richmond)でイギリス女王アンの女官ハリエットの歌うThe Last Rose of Summer「夏の名残の薔薇」で有名となりました。このオペラの初演は1847年のウィーンでした。日本では「庭の千草」という曲名で小学校唱歌集に載せられ多くの人に歌われました。
この曲はオルゴールの全盛時代に広く人気があった曲のようで、多くのオルゴールメーカーがこの曲を手がけております。レジーナ社のベストセラーであった15インチテーブル型による演奏です。
Mechanical Music Vol.2 Operatic Melodies OEAW PHA CD10 Trk#19
著作権者 Oesterreichischen Akademie der Wissenschaften 2005年1月10日付文書による掲載許可、転載禁止 参考文献 「クラシック音作品名辞典」 三省堂 1981年 P692 ![]() ![]() 只今執筆中です。 しばらくお待ちください。 ![]() |